膀胱炎の薬の注意点と予防 | 膀胱炎の原因と再発防止策

膀胱炎の再発を防ぐには
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膀胱炎の薬の注意点と予防

教えて膀胱炎

ここでは膀胱炎の薬の注意点と膀胱炎の予防についてお話します。
抗生物質は、膀胱炎を起こす原因となっている細菌を死滅させるので、きちんと服用すれば膀胱炎の症状は治ります。
細菌感染による膀胱炎の場合は、ニューキノロン系抗菌薬または、セフェム系抗菌薬等の抗生物質が処方される場合がほとんどです。
それぞれの種類について見ていきます。

1ニューキノロン系抗菌薬
ニューキノロン系抗菌薬の商品はクラビット、シプロキサン、バクシダールなどがあります。
この抗菌薬は、膀胱炎の主たる原因である大腸菌に強く働き、効果が高いとされています。
副作用には、めまい、イライラ、吐き気、頭痛、発疹等の症状が出る可能性があるといわれています。

2セフェム系抗菌薬
セフェム系抗菌薬の商品はフロモックス、パンスポリンなどがあります。
この抗菌薬は、大腸菌以外のさまざまな菌にも効果があります。
副作用は比較的穏やかで、妊婦さんでも投与可能とされています。
しかし、非常に稀ではありますが、アナフィラキシーショックや偽膜性大腸炎などが副作用として現れることもあります。

抗生物質は非常に殺菌力が優れているため、細菌感染による膀胱炎には非常に効果的であるとされています。
しかし、殺菌力が優れている分、副作用や飲み合わせ、依存には要注意です。

副作用
抗生物質を飲むことによって生じる副作用は、さまざまです。
服用する薬の種類や個人差にもよりますが、吐き気やめまい、大腸炎、低血糖などの副作用が現れるときがあります。
抗生物質は人間の身体にとってとても強烈な抗菌薬であるという認識を持ち、副作用のリスクも把握したうえで服用するようにしましょう。
必ずお医者さんの指示に従ってください。

飲み合せの注意点
抗生物質は細菌感染が原因である膀胱炎に効果的な抗生物質ですが、服用の際には要注意です。
お医者さんは、患者さんに対して細かく問診しながら検査もしたうえで治療に必要となる抗生物質の種類を決めていきます。
その際、持病を抱えている人や腎臓、糖尿病などによる薬を飲んでいる人、その他風邪薬など何か一つでも他の薬を服用している人は、お医者さんにその旨をしっかり伝えましょう。
抗生物質は強い効力を発揮しますが、その反面、飲み合わせによる弊害が起きることも多い薬です。
お薬手帳等で十分な自己管理もしなければなりません。

抗生物質の依存には要注意
膀胱炎の再発により、抗生物質を繰り返し服用しなくて済むように、膀胱炎を完全に断ち切るための生活習慣を身につけましょう。
規則正しい生活を心掛け、ストレスを溜めず、運動する習慣を身に着け、体力をつけましょう。
そして身体の免疫力を高めていくのです。
抗生物質を繰り返し服用していると、やがて症状に耐性を持ってしまい、効果がなくなってきます。
そうなると、身体の免疫力が弱まり、腎盂腎炎などを発症してしまう一つの原因になってしまいます。

視点を変えて、薬に頼らず、できるだけ身体の自然治癒力を高めることも健康な生活への近道です。
クランベリーの栄養成分には、膀胱炎を発症する細菌を除去する働きがあるといわれています。
個人差はありますが、膀胱炎でお悩みの人は一度試してみてはいかがでしょう。
自然治癒と再発防止の二つの効果が期待できるかもしれません。