尿道に細菌が侵入してしまったら
意外と多い膀胱炎
尿道に細菌が侵入することで起こる膀胱炎ですが、下半身の病気はなかなか人に話す機会もないため、ついつい自分だけでは…?と悩みがちになるものです。
しかし実際には膀胱炎にかかる人はとても多く、特に男性よりも女性のほうが患者数が圧倒的に多いです。
ですから話さない人が多い分、自分だけで抱え込むケースも増えますし、どうすればいいのか分からない…と精神的なストレスを抱えてしまうこともあります。
まず知っておいてほしいのは膀胱炎はウイルス性なので誰にでも感染するリスクがあること、そしてきちんと治療すれば治るという点です。
下半身の異常があるとどうしても深刻に考えてしまいがちですが、実際に検査#治療をやってみると思った以上にあっけなく終わることがほとんどです。
実際に膀胱炎にかかった人に話を聞いてみると、こんなに簡単に治療ができるなら早く受診すれば良かった…という声も聞かれるくらいです。
泌尿器科あるいは婦人科を受診する
もし自分が膀胱炎かもしれないと感じたら、まず泌尿器科や婦人科を受診してください。
膀胱炎の特徴的な症状としてはトイレに行く回数が増える、排尿時に痛む、尿を出し終わっても残尿感がある、尿が濁るといったものがあげられます。
こういった症状が見られたら一度受診してみたほうがいいでしょう。
放置して症状が悪化していくと、最終的に腎盂腎炎などの病気を引き起こし高熱が出て、背中や腰に強い痛みが発生することもあるので、そうなる前に治療してください。
泌尿器科や婦人科ではまず検査を行い、その後抗菌薬を投与されます。
その後経過を見てウイルスがなくなったら完治という流れになります。
再発する可能性もある
またもうひとつ知っておいて欲しいのが、膀胱炎は再発する可能性が高いということです。
ウイルス性の病気の宿命とも言えますが、免疫力が低下してくるとウイルスが体内に入り込みやすくなりますので、そうするとリスクも高まります。
ですから普段から免疫力を下げないような努力をする必要がありますし、そのためには食事のバランスを整えて休息や運動についてもしっかり意識しておかなければなりません。
この点は普段の生活でもとても大切なことなので、意識するだけで膀胱炎以外の予防にも繋がります。
そして定期的に検査を受けることでよりリスクを下げられます。
このように膀胱炎は身近な病気ですから、怖がらずに治療に向き合っていきましょう。